社会福祉法人池田てぞろ福祉会の沿革

  • 1978年4月1日 ダイハツ工業を引退された秋山孝夫氏が鉢塚の自宅の一室で障害者を3名受け入れ、小規模作業所を開設。
  • 2003年4月1日 池田市から社会福祉法人設立にあたり設立補助金をいただき、「社会福祉法人池田てぞろ福祉会」として、理事長に秋山孝夫氏が就任し再出発。事業としての大阪府の認可施設 「住吉作業所」(就労継続B型)の運営を開始。
  • 2009年4月1日 池田市住吉町から池田市城南三丁目4番8号の現在の場所に作業所を移転。
  • 2011年5月23日 理事長 秋山孝夫氏死去に伴い、新理事長に狩野洋一氏が就任。
  • 2012年4月1日 2003年より実施している就労継続B型事業に生活介護事業を加え、多機能型障害者施設として再出発。
  • 2015年5月1日 放課後デイサービス「テゾリーナ」を開設。
  • 2019年5月31日 学童の自閉症支援において多大な貢献をするも、放課後デイサービス「テゾリーナ」は諸般の事情によりやむなく閉鎖
  • 2019年8月1日 就労継続B型の定員を10名から15名に増員。生活介護15名と合わせて作業所全体の定員が30名となる。
  • 2020年3月11日 事業所名を「住吉作業所」から「ソシオワーク」に変更。

多機能型事業所としてスタッフも充実

平成15年度から平成23年度までは、事業として「就労継続支援B」事業のみを行っていましたが、利用者の高齢化・重度化に伴い、平成24年4月より「生活介護」事業も加え、多機能型事業所として再船出をいたしました。
そして、生活介護事業の基準に合わせ、看護師・理学療法士を職員として採用。更に発達障がいの臨床経験豊富な小児精神科医を嘱託医師に招き、より質の高い支援を行える人員体制を築きました。

より進んだ専門的アプローチ

現理事長 狩野洋一が米国ノースカロライナ大学で学んだTEACCHメソッド(ティーチメソッド)」を取り入れた環境作りやトレーニング課題を提供した支援を開始。
また、利用者の特性の詳細なアセスメントを行うため、「PEP-3検査」「TTAP検査」「感覚プロファイル」を取り入れるなどの取り組みも行い、重い自閉症スペクトラムの方々にも安心して通所いただける環境を提供できるようになりました。

新たな取り組みへ

その後も、欧米諸国ではリハビリテーション分野などで広く取り入れられている「フェルデンクライス」という手法を支援プログラムに取り入れ、利用者の心身の緊張緩和や身体と知的機能、潜在能力の開発に向けた新たな取り組みを行っており、大きな手応えを感じております。
現在では、他の支援施設では安定しなかったという他府県からの利用者も増え、利用者の約6割が自閉症スペクトラムの方々となり、多くの方々にご支持いただいています。

新生「ソシオワーク」へ

令和2年5月、施設名を「ソシオワーク」に改め、新たな船出をいたしました。これからももっと利用者や保護者の方々の期待にお応えできるよう、更なる飛躍に向けて様々な取り組みを行ってまいります。

法人の今後の展望

ソシオワークの母体となっている 社会福祉法人 池田てぞろ福祉会では、今後グループの新たな事業として下記2つの事業の立ち上げを検討しています。

 1)障がい者向けグループホーム(共同生活援助)の運営

ソシオワークに通う利用者様の約6割は、ASDの特性をお持ちの方々です。
その多くの場合、彼らの”自立”のゴールは「親や兄弟、親戚と暮らせなくなった際も、今ある社会システムの中で自立して暮らせるようになる」ことです。
そのための大切な役割を担っているのがグループホームの存在です。

しかし、そのグループホームでは、ASDの方々への支援の専門性がまだまだ十分ではなく、多くの問題を抱えてしまっているケースが少なくありません。